タイトル
『そこで、お茶』
概要
カフェのメニューに、日本のお茶を加えるというビジネスアイディアです。
外出先で、コーヒー・紅茶以外のホットドリンクを飲みたいというニーズに応えます。
美味しいお茶を楽しみながら、日本の自然栽培農法のお茶生産農家を支援します。
動機
時折、外出先でほうじ茶や緑茶などの日本のお茶を飲みたくなりませんか?
ランチタイムの食後のコーヒーを飲んだ後、
会社でコーヒーを飲んだ後、
「今日は、実はもうコーヒーはいいかな(飲みたくないな)」と思っていても、
打ち合わせ先のカフェのホットドリンクのメニューの選択肢には、コーヒーしかないのです。
『そこで、お茶』を用意してみてはいかがでしょうか?
解決したい課題
日本のカフェには、コーヒーはありますが、紅茶以外のお茶がありません。
この事はお客様のニーズを捉えきれているのでしょうか?
まずはじめに解決したいのは、
日本国内で日本茶を飲める機会が少なすぎる、という課題です。
日本企業のドトールさんとモスバーガーさんで、
『そこで、お茶』プロジェクトを展開します。
日本文化・日本茶を考える際には、日本が自力で食文化を継承するという方策を取るのが近道だと考えます。
コーヒーやハンバーガーといった欧米食ニーズを実施しつつ、全国展開している日本企業の飲食店は、日本のお茶文化の特色を生かすのに最適な場所です。
外資企業の近くで頑張っている日本企業を応援したい気持ちもあります。
日本円が弱くなっている理由の一つに、日本で生活していても外資系事業にお金を払う仕組みが成立してしまっていることが挙げられます。
一部の超富裕層による富の独占を解消するには、どこにお金が流れていくのかということまで考慮する視点も大事です。
スターバックスとマクドナルドは、アメリカの企業です。
スターバックスとマクドナルドにどのような印象を持たれているでしょうか?
一見カフェに見えるスターバックスでの一番の売り上げは「フラペチーノ」です。
マクドナルドのCEOは、マクドナルドのハンバーガーを食べません。
その内容を紐解いて見ると・・
冷たくて、甘いフラペチーノには果糖が大量に使われていて、健康的な飲み物とは言えません。
しかし、スタバは魅せ方がとても上手。
流行りが生まれれば内容なんて関係ありません。
フラペチーノの写真を撮るための、撮影コーナーも設けられていています。
参考までに、果糖の大量摂取についての学術的な研究結果をご紹介します。
※異性化糖の主成分である果糖は、ぶどう糖に比べて8~10倍のAGEs(終末糖化産物)を発生させるとされています。AGEsとは、体内に蓄積された過剰な糖分とたんぱく質が結合してできる老化促進物質です。AGEsが体内に増えると老化が進みやすくなるといわれており、この現象を「糖化」といいます。
また、果糖はぶどう糖と比べて摂取しても満足感が得られにくいために、食べ過ぎてしまう可能性がある点にも注意が必要です。(出典:© 医療法人社団わかと会 リバーシティクリニック東京webサイト)
※イギリスのジョン・ワトキンス博士は、この世から白砂糖をなくしたら精神病はすべてなくなるとまで断言しています。白砂糖は、血中に取り込まれるのがとても速く、血糖値が急激に上昇します。そのため、インスリンが大量に分泌され、低血糖を引き起こしやすくなります。低血糖が続くと、今度は血糖値を上昇させようとして、アドレナリンが大量放出されます。アドレナリンの出すぎは、思考力減退や集中力の低下を起こします。そのため、子どもの頃から砂糖の摂取が多いと短気で直情的な子になりやすいといわれています。(出典:BabyPark 幼児期における「白砂糖」摂取の弊害についてNo.140更新日付:2024年6月6日)
(大胆に言わせてもらうならば、)フラペチーノが老化と精神病に繋がる可能性があるということを知ってしまっても、600円を支払って飲みたいと思うでしょうか?
「マクドナルドのハンバーガーがどのようにして市民権を得ているのか?」考えたことはありますか?
マックの商品、本当に美味しいでしょうか?
マクドナルドが市民権を得るための戦略も秀逸です。
たとえば、サッカー少年にマクドナルド商品無料券や10円でハンバーガーが買えるクーポンを配布します。
クーポンを使える期間は2ヶ月単位で区切られており、ハンバーガーを食べる機会を定期的に提供します。
普段食生活に気を使っているご家庭でも、「無料、しかも友達同士で食べに行く」という機会にマクドナルドに行かせてしまうのです。
こうやって、幼少期に知った味は、大人になるまで舌が覚え、懐かしい味として、定期的に食べたくなる商品になる、という戦略が取られています。
いわば、お袋の味噌汁作戦・・・。
モスバーガーでは、無料や10円で提供されませんよね。
マクドナルドは、ハンバーガーの内容より、いかに継続的に買わせるかという戦略に長けた企業だと思います。
CM出演料はよほど高額なのでしょう。影響力がありそうなタレントが次々に起用されています。
添加物の多いハンバーガーをマクドナルドの経営陣はきっと食べないでしょう。
マクドナルドのチキンナゲット工場での青いお肉の映像が流出し、チキンナゲットが一定期間販売中止になったことを覚えている方はどれくらいいるのでしょうか?
あのような経営理念が映像流出の一件だけでクリアになったとは思えません。
試してみたい社会実験は、フラペチーノとマックシェイク、どちらの糖分が多い?というビジュアル比較動画です。
私の予想では、コップの1 / 3ほどが白砂糖なのではないかと思っています。
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『そこで、お茶』プロジェクトは、健康を応援します。
・お抹茶は古くからの健康飲料。
・緑茶は、風邪予防にもなります。
・夏には、農薬不使用の麦茶を飲むことができます。
・同志社大学 生命医科学部 アンチエイジングリサーチセンター/糖化ストレス研究センターの実験によると、柿の葉茶、クマザサ茶、グアバ茶、シソ茶、甜茶、ドクダミ茶、ルイボスティーには、生体内においても抗糖化作用があることがわかっています。
気候変動によりコーヒー豆の栽培的適地が減少しており、今後コーヒー豆の価格上昇は必至です。
お茶を提供することは、カフェ存続の一手にもなり得ます。
日常的に健康に配慮できて、ほっと一息つける機会を提供することができます。
顧客とターゲット
・高齢者
・コーヒー紅茶以外が飲みたい方々
・ビジネスウーマン、ビジネスマン
・子供
・日本に関心のある外国人観光客
解決のアプローチ
①コーヒー➕お茶 のメニュー
ドリンクの選択肢が増えて、お客様の母体数が増えます。
自然栽培農法で作られたお茶を日本のドトールとモスバーガーに置きましょう。
②そこで、お茶
コーヒーと同じくらい、日本のお茶や健康茶を楽しめる機会が増えます。
カフェインを控えている方でもカフェを利用できるようになるよう、メニューのバリアフリーを展開します。
③日本のお茶栽培農家さんの支援
自然栽培茶(農薬、化学肥料、除草剤不使用)の茶葉のみをカフェで取り扱うことにして、自然栽培農業を応援します。
日本のお茶は、日本の食文化です。
夏も近づく八十八夜~♪ から始まる、『茶摘』を聞いたことはありませんか?
https://youtu.be/fB2p2sUoXDI?feature=shared
初夏に見られる茶摘みの光景を歌った歌です。
1912年(明治45年)に刊行された『尋常小学唱歌・第三学年用』として発表され、2007年には『日本の歌百選』に選ばれました。
藤井風くんが『Workin‘hard』MVで茶摘みしていたり、UAさんは『お茶』という曲を発表していたり・・・
日本のお茶は音楽にのって広がります。
茶摘 文部省唱歌
1.夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘ぢやないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠
2.日和つづきの今日此の頃を、
心のどかに摘みつつ歌ふ
摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ
摘まにや日本の茶にならぬ
🌱八十八夜とは?
立春から数えて88日目の日。 5月2日頃の茶摘みが始まる日のことです。
葉っぱのお茶は、いつ実ったか?というような収穫の指標がないので、摘み時の見極めが難しそうです。
日頃から歌で茶摘みの時期を歌っていたら、お茶の摘み時を覚えていられそうです。
お茶には文化的側面も多く、健康促進だけにとどまらない大切な役割があります。
事業のポイント
マネタイズ:既存店舗を活用します。展開が早く、一気に販路を獲得できます。
日本茶を扱う店舗を増やすことで、お茶の自然栽培農家さんを応援します。
隠れていたニーズに応えることができます。
日本文化を活かす場面が増え、存続につながります。
気候変変動による、コーヒー収穫量減少に向けた対策となります。
事業の展望
ほっと一息つける時間が増えて、平和になります。
自然栽培農家さんの収入が増えます。
日本の食文化と経済が豊かになります。
緩やかに健康へ導きます。
今後のビジネスプラン
日本のお茶文化が見直されます。
「お茶を頂くと心が落ち着くのです。心が静まれば、本を読み、知識を深め、集中力を高めることができます」裏千家前家元 千玄室氏の言葉より
茶道の席では、誰もが平等。お茶室は平和な世界です。
茶道の『和敬清寂』の精神は、今世界が潜在的に欲している世界観のようです。
自然栽培就農者が増え、自然栽培のお茶は日本からの輸出品目として一目を置かれる存在となります。
事業のビジョン
10年後どのような社会を作りたいか
10年後には、カフェで日本茶、健康茶のメニューが用意されるようになっています。
「食後のお飲み物」の選択肢に、日本茶が加わっています。
自然栽培農業が一般的になっている社会です。
お茶文化が、生活に馴染んでいる平和な世の中です。
急須を使って、お茶を淹れるという行為自体が丁寧な生き方に繋がるような気がします。
スピードの速い世の中で、ゆっくりお茶をいただく時間が、贅沢な時間の使い方になるのではないでしょうか。
©︎ARAWA社