滝行でスッキリ✨
人生3度目の…滝行
雨の中の御岳山
今日は昨年の9月、10月に続いて3度目の御岳山です。
前回の10月10日には、インド人と多くすれ違った山道。
雨降る山に訪れている人はどれくらいいるのでしょうか?
今回も御岳山に来た理由は、滝行のためです。
神社で和尚のありがたいお話を伺い、学ばせていただいてから入山しました。
滝に入る前は、声を響かせながら山を登り、心臓から体を温めます。
声を出す事で、身体にたまった都会での惰気を、山の清浄な空気に入れ換えます。
山を登りながら声を出すので、息切れしますが、呼吸法で呼吸を整えると、息が落ち着きます。
さんげ さんげ 六根清浄〜♪
霧の中立ち止まり、木々を見上げながら声を出すと、清々しい気持ちになってきました。
また、声の出し方について、丁寧にご指導いただきました。
シャイな私にとっては、登山客がおらず、参加者が少なかった今回のタイミングが、発声の練習にとても良い機会となりました。
今日は雨の中の登山なので山頂までは行かずに、途中で下山。
雨で滑りやすい山道は、くだる方が滑りやすく、何度か、おっとっと!と体勢を整えます。
根っこの階段も滑りやすいのですが、苔が生えた舗装された道がダントツに危険でした。
水が流れている所の方が、滑りにくいことを発見して、靴を水に浸らせながら、滝を目指します。
秋には子連れの家族や海外の方、ペット連れの方など多くの登山者が歩く山道でしたが、今日は雨の中。
登山客はひとりもいませんでした。
山の登り降りだけでは気づかない様な、雨の雫、葉っぱの一つ一つが目に留まり、立ち止まり声を響かせることで自然と融合していく素敵な感覚を体験することができました。
滝行1回目
川の水が痛く感じるくらい冷たい!
右足、脚の付け根、右手、右肩
左足、脚の付け根、左手、左足…
教わった順番で身体に水をかけていきます。
和尚のご指導で川にご挨拶。
般若心経を唱えて滝にうたれます。
私はまだ般若心経覚えられていないので、知っている言葉のところを繰り返して唱えました。
雨で水量が多く痛いくらいの冷たさなので、両脚揃えた状態では立っていられず、途中で脚を開き踏ん張る姿勢に変えます。
お腹とお尻の穴に力を入れると、いい具合に立っていられる事に気づきました。
寒さを感じながら、1回目の滝行を終えました。
滝行2回目
水の冷たさを感じなくなってきた!
2回目は、自身で滝に入るかどうかを決めます。
今までは1回目の滝行で満足していたので、2回目をした事はなかったのですが、
今日はもう一度入ってみようという!気持ちになりました。
川に「お願いします。」と伝え、1回目と同じくご指導いただいた順序で滝に入ります。
1回目より少しだけ水流の強い場所に入りました。
1回目は、滝の打たれる場所はこのあたりで良いのかな?という思いがよぎったり、
足に当たる水流が痛冷たい!と感じたりしていた滝です。
2回目は、1回目とは違う感覚となりました。
心身の汚れを払いたい、ということに集中して滝行ができたのです。
すると、背中の滝の体感温度が常温くらいになってきました。
気を高めて、血液の温度を上げる、という状態をつくることも、滝に打たれながら試みていました。
本当に不思議な事に、2回目は痛冷たさもなく、冷たすぎて堪えられないという感じにもなりません。
とてもクリアな状態で在ることを感じました。
出るタイミングは自分で決めましたが、今日の2回目はもう少し長い時間でも入っていられたと思います。
思いがけない出会い
昨年夏、玉置神社の帰りに龍神水を汲んでいるところへ、たまたま車で通りかかった和尚とのご縁、本当に有り難く思っています。
和尚よりたくさんのことを教わり、たくさんのご親切にも愛まれて、かけがえのない時間を過ごすことができました。
今、今中、今の中 というお話や
生きる!生きる!という力強いお言葉。
修験道での修行だけでなく、世界中でのご体験が活かされていて、広く深く、そして楽しく学ばせていただいています。